王道「青葉おでん街」

広島には「お好み村」があるように、
静岡には「おでん街」があります。


静岡おでんは、「居酒屋系」と「駄菓子屋系」との
二つに大別できるとのことですが、「青葉おでん街」は居酒屋系。



これは昼の姿。
夜にもなると、明かりがともり
非常に情緒ある飲み屋街となります。

一軒一軒は10人も入れないこじんまりしたお店。
その玩具のような、屋台+αのようなお店が十軒以上並んでいます。


今回は『藤の家』さんにお邪魔しました。

先客は3名ほど。


静岡おでんの特徴は、その出汁の黒さ。
沈んでる具材は、何なのか分からないほど(笑)。

いや、見えてる具材も色が黒過ぎて
形で見分けるしかない(^^;。


静岡おでんらしい具材。
「黒はんぺん」

鰯などの練り物。
黒い出汁なので、さぞかし濃いぃ〜味がするかと思いきや、
味は濃くなく、鰯の味がしっかり。
こちらの女将さんは、鰯の味がしっかりする
あまり漬けすぎない黒はんぺんがお好きとのこと。
豆知識でした(笑)。


こちらは大根。

もう夏休み明けの子供のように真っ黒。
でも、味は濃くない(薄くもないけど)。


こちら『藤の家』さんは女将さんが面白かった!
当意即妙。
そうかと思うと、太平洋戦争中の旧・清水市が米軍の艦砲射撃を受けた話とか・・・。
その際、位牌以外の財産を持っていかれたとか、
そんな話を先客の方々を交えてしつつ、おでんを頬張る。
そんな経験 Priceless(笑)。