ソニーは大丈夫か?

本日、1万人削減などの中期経営方針を発表したようですが、
基本的にはストリンガー氏によるコストカット策の発表にしか過ぎないようです。
今年の株主総会でも話題になっていましたが、
ストリンガー氏はコストカッターとして有名ではありますが、
電機メーカーとして、どのようなヴィジョンを持って開発を行うのか
製品を出していくのかが、中期経営方針で見えないのが残念。
新しいコンセプトを示して、時代を先駆けてきたイメージのある企業で
ヴィジョンなきコストカットは、「ソニーの落日」(下記記事参照)を思わせます。
エレキに経営資源を集中する姿勢を示し、
コア・コンピタンス経営を目指したとも言えなくもないですが、
しっかりと”コア”を示さなくては、ただの日本的リストラと違いないでしょう。
私の言いたいことは一言。
ソニーは大丈夫か?」
です。

ソニーは金融事業で法人向けを手がけず、あくまでも個人向けに特化するスタンスを貫いてきた。「SONY」ブランドを支持する顧客の存在がその基盤だった。しかし、頼みのブランド神話が揺らいでいる。信用を重んじる金融事業を手放すという判断は神話崩壊を加速させかねない衝撃力を持つ。