売上計画

全くもって不可解な話があった。
どうやら役員から、
来期の売上げについて見直し要求があったらしく、
部課長が、深夜3時過ぎまでその見直しをやっていたとのこと。
元々の資料だって、結構な時間をかけて準備されたもの。
大体、現実が変わらないのに
見直しに時間をかけて一体何が変わると言うのだろう?


そもそも、この業界の見通しは非常に立てにくい。
だが、だからと言って、
例えば、一組の夫婦が結婚指輪を五つも六つも買うと言うような計画は
全くナンセンスだと思う。


この会社には、精神論や神学論争的な不毛な議論が多い。
そんなところにエネルギーを無駄遣いせず、
具体的にどんな製品を、どの期間内に、幾らで売るというように
もっと現実に即した形の計画を立てなくては、未来はないと言える。
「目標○○億円!」
という叫び声だけでは、
右肩上がりが期待できないご時世で、うまく行くと思えない。
これが高度成長やバブルを経験した世代の欠点なのか・・・?


団塊の世代が引退するということで、
一部に現在のようなモノ作りが危うくなるという論調がある。
世間一般はそうかもしれないが、ことウチの管理職に限っては、
むしろ居なくなった方が、会社が身軽になれるのではないかと思う時がある。
やたらと人数ばかりが多くて、自分のスケジュール以外に
何を管理してるのか分からない管理職が多いのだ(そうでなうい人も居るけど)。