読了「正義のミカタ」

読み終わりました。

正義のミカタ―I’m a loser

正義のミカタ―I’m a loser

この作者さん、ワタシ好きなんですが(最近は過去形になりつつあり)
今回は、イマイチでしたね・・・。


高校時代、超が付くほどのイジメられっ子だった亮太は、
イジメっ子か逃れるべく、無理して進学を決意。
三流どころの大学にどうにか滑りこむ。
だが、入学式の初日。
同じ大学の中にイジメっ子の姿を見つけるのだった・・・。
再び暴行を受ける亮太。
そこに現れたのは猿に似た男だった。
彼はイジメっ子を倒し、亮太をある部活に勧誘する。
それは「正義の味方研究部」と言う一風変わった部活だった・・・。


という話です。
どこか世間に距離を置いた、自分でさえも客観的に見る
主人公の性格は、これまでの本多孝好作品と同じ。
文章や会話はそれなりに面白く、読ませますが、
ただそれだけ。
特にストーリーのまとめである最後の方が、
「え〜、結局こういう話〜?」
と言わせる内容かと・・・。


この作者さんの『MISSING』は好きだったんですけどねぇ。

MISSING (双葉文庫)

MISSING (双葉文庫)