読了『永仁の壺』

永仁の壺

永仁の壺

いつの間にかamazon.co.jpEdy支払いが
可能になっていましたので、本を幾つか購入。
その中の一冊を読了しました。


鎌倉時代に作られたという「永仁の壺」。
重要文化財にも指定されましたが、
指定直後に昭和に作られたものであることが発覚。
重文指定取消、重文に選定した委員が辞職することになった事件。
果たして、
芸術品の価値は古くないと認められないものなのか、
古いことに価値があるのか、
新しくても良いモノは、良いのではないか・・・
そんな問いかけをはらみながら、読んでいましたが、
本書では消化不良。


著者の祖父の話や、ニセ作家の話、ぐいのみの話など、
ごくごく著者の個人的な事情が綴られる本で、
事件の事実関係は追うものの、
思索の深さはそれほどありませんでした・・・。