読了『武器よさらば』
タイトルだけは小学生の頃から知っていました。
- 作者: アーネストヘミングウェイ,Ernest Hemingway,高見浩
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/05/30
- メディア: ペーパーバック
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いや〜、でもこんな話だとは・・・というのが正直な感想です。
まず、
「主人公は前線に立つ兵士じゃない」
・・・小説のタイトルからして、
武器を持って前線に立つ兵士かと思ってましたが
負傷兵を後送するような医療兵に近い立場のようです。
「主人公はイタリア軍で働くアメリカ人」
・・・なぜにアメリカ人がイタリア軍で働いていたのか
最後まで分かりませんでした。
ヘミングウェイ自身が、イタリアで軍務に就いていたので
その経験を踏襲しているのでしょうけど「なぜ?」という疑問は消えず。
「主人公が結構ナンパ野郎」
・・・物語のあらすじは、下段に書きますが、
基本的には、
負傷した主人公が入院した病院で看護婦をナンパする話なんです(笑)。
いやいや、相当なまとめ方ですが、一面そういうところもあるんです。
(あらすじ・ネタバレ)
医療兵としてイタリア軍に勤務してるアメリカ人の主人公は
第一次世界大戦に従軍している。
食事をしてる間に砲撃によって負傷した主人公は
病院の看護婦を好きになり、やがて妊娠させてしまう。
時期が至り、戦場に戻らなくてはならなくなった主人公は
看護婦と再会を約して戦場に復帰するが、その頃に戦線は崩壊。
総崩れとなって撤退が始まる。
退却の際に、味方に殺されそうになった主人公は軍から逃亡。
看護婦の元に戻り、二人でスイスに逃れる。
そこで、看護婦はお産に入るが母子ともに亡くなってしまう・・・。