読了『名画を読み解くアトリビュート』

名画を読み解くアトリビュート

名画を読み解くアトリビュート

絵などの美術品で描かれる”象徴”。
それを”アトリビュート(持ち物・属性)”というようです。


簡単に言えば(本にも書いてありますが)、
”四つ葉のクローバー”は「幸福・幸運」の象徴。
こう言った決まり事が幾つかあって、
その代表的名ものを紹介した本になっています。


例えば、赤ちゃんを抱いた女性の絵があったとします。
その女性の近くに”百合の花”があったとします。
”百合の花”は「聖母マリアの象徴」。
そうすると、その女性は「聖母マリア」様なのか・・・と
推論が成り立つわけです。


そういう”象徴”をまとめた本ですが、
もう少し詳しい話が欲しいな・・・と思う位の内容。
紹介されるアトリビュートキリスト教関連、聖人などが多く
ギリシアなどは、いささか少ない印象。
三つ又の矛=ポセイドンなども載っておりません。
この辺りは『ダ・ヴィンチ・コード』の方が詳しいかも???(笑)
内容は少なめですが、
まあ、ワタシのような初心者向けには丁度良かったかもしれません。