『ミレイ展』

さて、本題の『ミレイ展』。
今回の目的は「オフィーリア」でした。

この作品を見るために
ロンドンのテート・ギャラリーに行く価値もあると思いますが、
今回は、向こうからやって来てくれてるので、
渋谷くらいなら会いに行くべきでしょう(笑)。


一番有名なこの絵は、展示会の最初の方にあるため、
最初の方が混んでいるという展示会でしたが、
習作も置いてあって、なかなか楽しめました。
自然の描写が凄く細密で、意味もあって、面白い。
オフィーリアの表情も、図版などで見る通りですが、
大きさのある絵なので、迫力が違います。


今回驚いたのは「オフィーリア」以外の後期の作品が面白かったこと。
後期の「三姉妹」などにも見ごたえがありました。
ミレイの描く人物(特に女性)は中性的で
静謐な美という感じがしました。
これがミレイなんでしょうねぇ。