読了『みなとみらいで捕まえて』
横浜を舞台にした連作ミステリー。
- 作者: 鯨統一郎
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/02/08
- メディア: 文庫
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舞台になってる小説ってなんか盛り上がりませんか?(笑)
この小説は、みなとみらいを中心とする横浜が舞台。
しかし、そこは鯨統一郎氏。
ジョークが満載です。
まず主人公は、半任優里(ハンニン・ユウリ)警部。
パートナーは、南登野洋子(ミナトノ・ヨウコ)刑事。
事件をベッドに寝たまま解決するのは
横浜中華街「酩淡亭(メイタンテイ)」に住む
華僑の明丹廷(メイ・タンテイ)。
これは一部ネタバレなのかもしれませんが、
ほぼ全編にダイイング・メッセージが出てきます。
これがまた普通じゃない。
- 「犯人はタカハシ」というダイイング・メッセージ(関係者は全員タカハシ)。
- ダイニング・メッセージ(ダイニングに残された、ダイイング・メッセージ)
- 88文字に及ぶ長文ダイイング・メッセージ
- ダイビング・メッセージ(ビルから落下しながらゼスチャーで残した)
- ダイイング・マッサージ(被害者がマッサージ・チェアに座ってた)
他の登場人物も
- 中田るみ(ナカダ・ルミ)
- 田中邦江(タナカ・クニエ)
- 住友正次(スミトモ・ショウジ)
- 岸魁生(キシ・カイセイ)
- 歌川椎菜(ウタガワ・シイナ)
などふざけてます(笑)。
軽く読めます。