そこにあるから
かつて…「なぜ、あなたはエベレストを目指すのか」と問われた時
(←エベレスト)
イギリスの登山家・ジョージ・マロリー(1886-1924)はこう答えたという。
「そこに山があるからさ」(Because it is there. )
では、人が東京タワーに登りたくなる理由はなんでしょうか。
やはり、「そこに東京タワーがあるから」だと思います。
今回は、池尻大橋にある梅酒バーのイベントに混ぜていただき、
徒歩で東京タワーに昇ってきました。
東京タワーのキャラクター、ノッポンが
大展望台までは高低差150m、600段の外階段だと教えてくれます。
ひょえ〜〜どんな大冒険?
と思いきや
景色を見ながら約12〜13分と書いてあります。
またまた〜・・・そんな訳ないじゃん・・・(^^;。
良く見たら、左側のノッポン(兄)の絵も
サングラスとかかけて悪そうに見えますし
きっと、人を騙そうとしているのです。
ノッポンの着ぐるみも登場してきました。
う・・・可愛い・・・。特にポーズが・・・
いえいえ、騙されてはなりません。
きっとこれは美人局のような詐欺なのです。
150mの600段です。きっと厳しい試練になるはずです。
準備運動を万全に行い、屋上に向かっていると、
こんなポスターがありました。
「のぼってる? TOKYO TOWER」
ええ、今からのぼりますとも。挑発ですか?(^^;
チケットは820円也。
エレベーターで昇っても、徒歩で登っても料金は同じです。
徒歩の方が電気代もかからないんだから、
安くしてくれても良いのでは・・・?と思いましたが
大人なので我慢しました。
昇り階段はここから始まります。
チケット係のお姉さん以外、誰もいません(笑)。
きっと、スペシャルに厳しいコースなので、
みんな怖気づいてエレベーターなる軟弱箱に乗ったのでしょう。
我々は違います。
でも一応、聞きました。
「リタイアしたくなったら、途中からエレベーターに乗れたりするんですか?」
チケット係のお姉さんは困ったように言いました。
「リタイアルートはないんです。そのまま下に降りてきてもらうしか・・・」
何たる過酷さ!
これぞ大冒険!
階段のキリ番では、こんな案内があります。
そこらじゅうが赤いので、光の反射で
すべて赤っぽくなっています(笑)。
階段に段数が書いてあったりします。
ここで225段・・・あれ?
昇りながら見る景色はこんな感じ。
外階段なので、風とか吹くと寒いかもですね・・・。
あれ・・・?
え〜と・・・大展望台に着いてしまいました(^^;。
タイムは約11分。
ノッポンの言ってることは正しかったのであります。
150m、600段は約10分少々で昇れてしまうのでありました・・・。
あんなに準備運動とかしたのに・・・。
大展望台からのパノラマ。
六本木ヒルズと東京ミッドタウンが見えます。
どちらもワタシには縁のないところです(笑)。
東京スカイツリーも見えました。
スカイツリーを見るには、東京タワーが適しているという
歴史の皮肉(笑)。
入口で貰ったカードです。
高さ150m、ここまで昇ったよ!と書いてあります。
意外とアッサリ行けたけどね・・・(^^;。
裏を見たら「昇り階段認定証」になってます。
…って、何でこのカードを入口で渡すねん!!
昇った後に渡さんかいっ!(^^;。
ありがた味、半減。
いや〜、それだけリタイアする人とかいないってことでしょうか(笑)。
比較的にお手軽に昇れる東京タワー、
ご家族みんなでいかがですか?
結構、いい思い出になりますよ。
スカイツリーよりも、東京タワーのフォルムの方が美しいと思います。
さよなら、またね。