読了『海辺のカフカ』
今更ながら、読み終わりました。
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/02/28
- メディア: 文庫
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正直、ワタシには「分からない」作品でした。
文章は非常に読ませます。
ストーリーテリングも見事です。
でも・・・何が言いたいのか、何だったのか、は
ワタシにはうまく説明できない小説であります。
「ナカタ」さんのキャラとか非常に好きなんですがね・・・。
分からなかったので、こんな本も買ってみました。
- 作者: 別冊宝島編集部
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2004/09/29
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海外で人気が高いという話を聞いていたところへ、
ノーベル賞の候補に挙がっているという話を聞いたからで、
「そんな日本を代表する作家なら、もう一回読んどく?」くらいの
軽いノリではあったのですが(笑)*1。
そんな軽いノリで超えられるほど、村上春樹は簡単ではありませんでした(笑)。
この読本を読む限りでは、
どうも各人それぞれに感じるものは異なるようで、
それも初期の作品や最近の作品などでも違いがあったりして、
とにかく、ワタシの印象では
「不思議な話を書く人で、特にオチはない作家」
ということになっております(失礼!)。
読み終わった後に、深く、静かに思索すれあ良いのでしょうけど、
『海辺のカフカ』の山小屋のような環境を持たぬワタシには
いささか難しいようです。
「もう少し時間をもらってもいいかな」
と言えば
「もちろん」
と答えてくれそうな優しさはあると思うので、
とりあえず深い思索は後にしておきたいと思います。
う〜ん、結局なんで村上春樹が海外でウケてるのかも
全然分かりませんでした・・・。
*1:それなら川端も大江も読めっちゅう話ですが、あっちは重そうなので=笑