ファーストクラス

ちょっと前のニュースですが、
JALのファーストクラスが好調なようです。

日本航空が羽田―大阪(伊丹)間で1日にサービスを始めた国内線初のファーストクラスが好調な滑り出しを見せている。2週間の搭乗率は90%を超えた。同路線は新幹線との間で激しい価格競争を繰り広げている。日航はファーストクラス導入で顧客を囲い込むと同時に単価アップで収益を下支えしたい考えだ。

ワタシは現在、JALの株主ですので
このニュースは基本的に歓迎なんですが、
まったく個人的には
ファーストクラスやビジネスクラスには惹かれないんですよねぇ・・・。


最大の理由は「お金がないから」です(笑)。
それ以外の負け犬の遠吠えは、以下の通り。


ファーストクラスやビジネスクラス
「割高なものを買っている(コストパフォーマンスが悪い)」
の一言に尽きるかと思います。
ワタシの基準では、滞在自体が目的のホテルや
過程を楽しむ客船のランクを上げるのに、お金を使うことは
それなりに意味のあることだと思っています。


しかし、
飛行機に関しては数時間、もしくは数十時間の限定で
不完全なサービスを得る対価としては
その費用が高過ぎると思うのです。
例えば、
JALのファーストクラスを引き合いに出して申し訳ないのですが

搭乗時には優先的に機内へ案内。ラウンジからそのまま搭乗ゲートに向かうのは、特別感の高い動線だ。

それほど惹かれません・・・。
ワタシは、いつもギリギリまで乗らない人なので(^^;。
何も狭いシートに、そんなに早く座る必要も感じないですし、
老人でもあるまいに、優先的に座らせて頂かなくても結構です(笑)。

「ファーストクラス」はボーイング777?200型機の最前方14席に設ける。横並びの2席ずつを離して並べた、7組の余裕あるレイアウト。

飛行機のシートは確かに狭いです。
でも、それは飛行機のスペース自体が制約されているためです。
もうこれは、ある意味仕方のないことでして・・・。
そこへ無理に大きいスペースを確保しようと思うのでお金がかかる。
銀座でまとまった土地を買おうとするようなもので、割高になる。


それだったら、
飛行機よりも比較的スペースが制約されない現地のホテルなどに
資金投下する方が効率が良いと思ってしまうんです・・・。
ファースト、ビジネスクラスの金額で
ホテルのランクを上げることは可能ではないでしょうか?


ホテルであれば、自分の部屋のスペースの他、
ロビーやレストランなどの施設も利用可能です。
飛行機では、どんなに大金を積んでもプールやジムはほぼ不可能ですしね(笑)。

機内で受けられる上級のもてなしはシートと食事が象徴的だ。シートは自宅のソファー感覚で、ゆったり過ごせる造り。広い座面と背もたれに体が包み込まれる。1席の専有スペースは国内最大級だ。

それは座り心地が良いに越したことはありません。
でも、それにしては値段が割高過ぎます。
数回ビジネスに乗ると、そこそこのブランド椅子が買える・・・。
それなら、飛行機のビジネスを数回我慢して
自宅に良い椅子を据えた方がずっと使えるんじゃないでしょうか?

通常で27度、最大42度と、従来よりも傾斜角度を大きくとったリクライニングと、高さが調節でき、膝の裏からふくらはぎを支えるレッグレストが、機内で縮こまりがちな体をほぐしてくれる。これまでのシートではレッグレストを十分に高く上げるのが難しく、足を伸ばしにくかった。新シートはフルフラット仕様ではないものの、かなり全身が伸ばせるので、くつろぎ感が高い。

何度も言うようですが、座り心地が良いに越したことはありません。
でも、飛行機が元々狭いのは理解しています。
別に飛行機での滞在が目的ではないので、十数時間くらい我慢します。
しかも、
こういう飛行機のシートでよく”売り”になっている
寝るときに椅子が平面になる「フルフラット」ですが、
ホテルのベッドは、どこも「フルフラット」ですから(笑)、
そんなに珍しいものでもなく、
1回や2回、椅子で寝たからと言ってまだ我慢できる範囲です。
その次には、フルフラットのベッドで寝られるのですから(笑)。

ポークソテーやハンバーグのようなありきたりの献立しか出てこないという印象も一般的な機内食には強い。その点、「ファーストクラス」の機内食はメニューが10日ごとに替わる。食材の旬を最大限に生かすための工夫だ。
しかも、有名な料亭・レストランとの提携メニューが味わえる。

最近、ワタシは機内食を残すことが多いので(運動も出来ずブロイラー状態なので)、
これも特に魅力を感じません。
しかも、エコノミークラスとビジネスクラスの差額で
飛行機を降りた後、充分美味しい料理が食べられるような気がします。

せっかくの機内食やワイン類も窮屈なテーブルでは興ざめだ。国際線のエコノミー席でパズルのように苦労して皿やカップを動かして食事した経験を持つ人は多いだろう。でも、「ファーストクラス」シートに備え付けのテーブルは「クラスJ」の約2倍の広さ。広さにゆとりがあるから、食べる楽しみも増す。

パズルのように皿やカップを動かして食事!
言い得て妙な言葉です(^^)。
確かにあれば、パズルです。
でも地上に降りたら関係ないので数回は我慢します。
どんなに飛行機のテーブルが広くても、
地上にある店のテーブルの広さにはかないませんもんね(^^;。
地上に降りたら、お皿やカップを置き放題です!(そんなに嬉しくはない)

食器類は紙コップ・プラスチック製ではなく、陶器やガラス製で、機内食にありがちな安っぽさは遠ざけている。

これも大抵の地上は、陶器やガラス製なので
無理にこの機内食分まで、陶器やガラスにこだわる必要はないかと・・・。
確かに、ガラスの方が良い事は確かですがね。
カンタス航空はエコノミーでもガラスのグラスが出てきましたが・・・。


最後に

機内用品は専用のスリッパ、ブランケット、クッションをはじめ、外の雑音をうち消すノイズキャンセリング機能付きヘッドホンをそろえている。

これも・・・個人的な理由ですが
自分でノイズキャンセリング機能付きヘッドホンを持ってるので
持参するから要らないです、という感じではあります。
(飛行機用の2ピンのジャックも付属してましたし)

SONY カナル型ノイズキャンセリングイヤホン ネックストラップ式 ブラック MDR-NC32NX B

SONY カナル型ノイズキャンセリングイヤホン ネックストラップ式 ブラック MDR-NC32NX B


まとめ。
ここまで長々と書いて来ましたが、
狭い飛行機の中で小さい改善を望むので割高になるのだと思います。


そして、その割高な料金が
「高いお金払ってるんだから・・・」
という意識になるのか(?)、ビジネスのお客は乗った後が汚い。
散らかし放題で飛行機を降りているように感じます。
ファーストやビジネスに乗るのであれば、それなりの品格を持ってもらいたい。
よほどエコノミーの席の方が乗った後も綺麗で上品な感じがします。


この狭い領域の中で無理に小さな満足を得ようとせず
地上に降りてから、ホテルやレストランに奮発して
飛行機以上の満足を得たらいかがでしょうか?


以下の二種類の方は、ファーストやビジネスを利用されると良いでしょう。

  • 「ビールやワインなどを良く飲む方」

 エコノミーで特別料金を払って飲むより、上級クラスでタダで飲んだ方が安い方

これはもう、ファーストやビジネスの方が
コストパフォーマンスが良いんじゃあしょうがないです(^^;。

  • 「お金なんか全然関係ねぇという方」

これはもう、快適な方がいいですよね!
何も言うことはありません(笑)。