読了『いつも旅のなか』
勝手にワタシが旅人だと思っている角田光代さんの本。
旅をテーマにしてたので読んでみました。
- 作者: 角田光代
- 出版社/メーカー: アクセスパブリッシング
- 発売日: 2005/04
- メディア: 単行本
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前半は溌剌と(?)笑わせてやろうと言った
楽しげな雰囲気で結構良かったんですが、
後半の「明るい未来」の章くらいから
変に情緒を持たせようとしてる感じが、ちょっと・・・。
前半の
何か物足りなくて決して悪い人じゃないんだけど
記憶に残らない男になぞらえた「そういえばミャンマー」とか、
海外旅行は30回を数えるのに、ガイドブックの
トラブル・犯罪情報におびえる話「ほとほといやになるけれど」とか、
それまでのバックパッカー旅行を、つまんない・・・と
思い始めたことから考えた「旅と年齢」とか、
その辺りの話が面白くて好きでした。
amazonの批評などを見てると
色々な意見もあるようですが、旅の見方は人それぞれ。
旅の事実がどうであったか、よりも
その旅で人が何を感じたかに重点を置けば
こういうエッセイは充分にアリだと思います。