気になったニュース

岐阜市立女子短期大学松田之利学長)は24日、今年2月の海外研修で訪れたイタリア・フィレンツェ市のサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂に落書きした学生に厳重注意したことを明らかにした。この大聖堂を含む歴史地区は世界文化遺産に指定されているが、教会から「謝罪してもらえれば、修復の費用負担は不要」との回答があったため、学生と学科長が、それぞれ英文で書いた謝罪文を郵送したという。

最初にこのニュースを聞いた時の感想。
「落書き、結構たくさんあったけど。何で今さら問題になったんだろう?」
でした。


落書き、それも世界遺産に、は良くないことです。
でもワタシ行ったことあるんですが、
あの大聖堂のクーポラ(頂上部)は本当に色んな言語で落書きされてます。
冷静と情熱のあいだ』などの映画で見るような
それほどロマンチックな場所には思えません・・・。
実際、ワタシが行った時も韓国人と思しき女の子が
ハングルで何か書いていて、係員に軽く怒られていましたし。
(それほど真剣には怒ってなかった)


やるべき事でないことは前提として、なぜそれが今、話題になったのか。
逆に、どうして今までは問題視されなかったのか、不思議です。


不愉快なことは、これでマスコミが格好の”獲物”を見つけたことです。
マスコミは常に(かどうかは知りませんが)
遠慮なく叩ける人物を探しており、
今回は”文化財に落書き”という格好の獲物を探してきました。
今後、同じ大聖堂に落書きした人はもとより(日本語もたくさんありましたし)、
他の文化財に残る落書きも調査されるのでしょう。
まあ、落書きはいけないことなんですけどね・・・。
なんと言うか、日本のマスコミは小さいなぁ・・・と。
こんなことで鬼の首を取ったように大騒ぎするんだろうな・・・と。
その予感が、ワタシを辟易させます。