ファンタジスタ☆（その１１）

今日は会心の一撃。
夕方までは比較的平穏な一日だったんです。
でも夕方から盛り上がりました。

そもそもはお客から激怒の電話があったこと。
前に直したはずのバグが復活しているとの電話。
「いいから、来い！」
と呼び出し・・・。
「来い！」なんて命令されたの学生以来でしょうか（Ｔ＿Ｔ）。

現地に行って話を聞いてみると、
お客様のご指摘通り、前に直したはずのバグが復活してます・・・。
一度、直したはずなのに・・・。
ＳＥの管理職に連絡し、調べてもらったところ
「心当たりあり、ごめんなさい」
との回答・・・。
この辺りで既にお腹痛い・・・。
急ぎＳＥの管理職も呼んで客先で緊急の報告会。
その驚愕の報告内容とは・・・。

このソフトの元々のバージョンを「Ver.1.0」だとしましょう。
この段階で「Ａ」というバグが見つかり、修正。
バージョンは「Ver.1.1」になりました。
更に、このバージョンでも隠れたバグ「Ｂ」が発見され、修正。
バージョンが「Ver.1.2」になっていたのが昨日までの状態。

まとめます。

「Ver.1.0」＝バグ「Ａ」「Ｂ」が隠れていた
「Ver.1.1」＝バグ「Ｂ」が隠れていた（バグ「Ａ」は除去済）
「Ver.1.2」＝バグなし・・・のはず

まあ・・・一回目にバグ「Ｂ」を見逃したのも問題ですが、
それは置いておいて・・・。
こういう状況でした・・・いやこういう状況だと思ってました。
しかし、お客は前のバグが復活してると言う。

つまり、実際にはこういう状況だったんです。

「Ver.1.0」＝バグ「Ａ」「Ｂ」が隠れていた
「Ver.1.1」＝バグ「Ｂ」が隠れていた（バグ「Ａ」は除去済）
「Ver.1.2」＝バグ「Ａ」復活！（バグ「Ｂ」は除去済）･･･バグなしちゃうんかいぃぃぃ

もう泣きそう・・・って言うか泣いてる･ﾟ･(ﾉД`)。。
ＳＥの管理職は、名前まで言いませんでしたけど
このバグの背景には、バグを潜ませるのが
天才的にうまいＳＥファンタジスタ☆影あり・・・。
ＳＥの管理職から、客先に報告された内容は次の通り。

「最終のバージョン”Ver.1.2”にする際に、
　当然”Ver.1.1から直さなければいけないが、
　誤って”Ver.1.0”から直してしまった」

そんなの･･･ありえないっつ〜の！！
どこをどう誤ると、そんなミスが出来るのか。
・・・って言うかチェックしてないの？
そりゃあ、直したと思ったバグ「Ａ」も復活するよねぇ・・・。

この報告を聞いて、客先大激怒かと思いきや
あまりのバカバカしさに脱力したのか、諦め気味の雰囲気に終始。
結局９時前には解放されました・・・。
実際のソフト対応はこれからですが・・・。
もう辞めたい、この会社・・・。