読了『旅ときどき沈没』

個人旅行者による世界旅歩き、ときどき沈没。

旅ときどき沈没 (講談社文庫)

旅ときどき沈没 (講談社文庫)

イラストレーターでもある蔵前仁一さんの本。
世界をバックパッカー旅行した時の話を
一話3ページほどにまとめ、イラストを1ページ。
ほどの良いエピソードの数々。


中に出て来る話、旅行者のサインを求めてくるサイン・コレクターの話。
ワタシも似たような経験をしたことがあります。
ベリサイユ宮殿を歩いてるとき、
フランス人の小学生くらいの子供が
「サインを書いてくれ」と言って(言ってたと思います)、
サイン帳を差し出して来ました。
いきなりの話で何のためにサインを欲しがるのか分からなかったワタシ。
怪しいことに利用されないように、
漢字で友人の名前を書いたのでした(笑)。
次にペンを渡されて友人は、ワタシの名前を書いてました(笑)。
あの時は、何のためにサインを欲しがるのか分かりませんでしたが、
世の中にはサイン・コレクター的な人が居るんですね。
まあ、あの小学生は漢字が珍しかっただけかもしれませんが(笑)。


まとめ(?)、
蔵前仁一さんの物の見方には偏りが少なくて
その視点が共感出来ることと、
本人によるアッケラカンとしたイラストがあって
とても楽しく読め、自分が旅した気分になります(^^)。