公務員神話

友人のブログで
その友人の国会公務員の知り合いが
給料が8%カットされることに
「何でカットされなきゃならないのか」
と、自分は関係ないかのような発言をしたことに唖然とした・・・
というエントリーがありました。


ははぁ・・・。
その発言をされた方の気持ちは分からなくはない。
自分のミスでもないことで減俸になるのは釈然としないでしょう。
それは、自部署が好調なのに
他部署の赤字のお陰で、こちらまでコストカットされてる
我が社の状況にすごく似てる(勝手に親近感=笑)。


でも、同じ会社ですからね、仕方ないと思ってるわけですよ。
国が赤字なら、従業員(公務員)のコストをカットすることは
やむを得ないかな、と思います。
民間の考え方としては、ごくごく常識的なところかと思います。
ましてや今回は、たくさんの方が亡くなった
国の非常事態でありますので、国にお金の要るおり
8%程度のカットはやむを得ないと思います。


確かに公務員にはスト権がなく、不公平という意見もあろうかと思います。
ですが、言ってはナンですが、
何百兆円も借金があり、毎年国債を出して赤字を増やしてる
団体(国家)の従業員にボーナスが出てる時点で
スト権云々よりも優遇されていると思います。
(警察など一部の公務員の方は、もっと給料を上げても良いと思いますが)


安定しているという公務員神話の崩壊もあるのかもしれません。
大体、あの借金をどう返すと言うのか・・・。
大枠は増税しかないかもしれませんが、
その前にコストカット、リストラクチャリングをやらないことには
増税に国民は納得しないような気がします。


町内会で例えてみましょう。
毎年赤字を出してる町内会があるとして
町内会の役員の手当てはそのままに、町内会費を大幅に上げたら・・・。
町民は怒りますわな(^^;。


現在の給与体系は、増える借金に目をつぶって実力以上の生活をし
そのツケを後の世代に回している状況・・・に思えてなりません。


今まで日本には幾つもの神話があり、崩壊してきました。

曰く、土地の値段は下がらない【土地神話
曰く、銀行は潰れない【護送船団神話?】
曰く、原発は安全である【安全神話
曰く・・・公務員は安定している???

いずれも、崩壊後に思えば
「なぜそんなことを信じてたの?」
と言いたくなるようなことかもしれないですね。
古くは、日本を支配した平安貴族階級が武士階級に取って変わられるなど
歴史は、神話崩壊の宝庫と言えるかもしれません。
そんな中、国や自治体が不安定である以上、
公僕たる公務員安定の神話も
崩壊とは言わないまでも、揺らいでいるのでしょう。


ん〜、そういえば公僕の最たる「議員」が
俸給を返上したとかいう話は聞きませんねぇ。
どうなんでしょうか。