出張
長野方面に出張。さすがに交通費くらいは出してくれよ!!(半分本気)
東京駅のグランスタを通っていたら、なんか微妙に広くなってました・・・。
見たことない店があったりして。
その中の一つ、『浅野屋』でパンを購入。
こちら軽井沢が本店のパン屋さんですが、
最近は自由が丘とか都内のあちこちに進出。
珍しさはなくなってきました。
アンパンもぐもぐ。
午前中に一仕事終え、上田へ。
上田と言えば戦国武将の真田家。
駅も真田一色でした。
江戸時代には仙石氏や松平氏が藩主だったと思いますが、
その辺の方々は潔く無視!(笑)
上田市民あっぱれ!
真田の赤備えの鎧も置いてありました〜。
上田でランチ。
『刀屋』というお蕎麦屋さんに行きました。
元々(江戸時代?)は刀の鍔を作る鍛冶屋だったそうなんですが商売替えして蕎麦屋になったのだとか。
店名は前の商売の名残のようです。
こちら、池波正太郎さんの
『散歩のとき何か食べたくなって』という本に出てきたお店。
- 作者: 池波正太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1981/10/27
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上田へはじめて行き、五日ほど滞在したときに〔刀屋〕の蕎麦を、これもはじめて口にした。
東京では口にすることのできぬ、本物の手打ちだ。
私は先ず、その蕎麦切りの手練のほどにびっくりした。
いまも老主人が蕎麦を切っているが、一種の〔名人芸〕だろう。
(中略)
並のもりそばでも、東京の三倍はある。
大盛りとなれば、とても私ひとりでは食べきれない。
昼どきは、客があふれんばかりに詰めかけて来るので、
私はいつも、午後の空いた時間をえらぶことにしている。
(中略)
この店の入れ込みへあぐらをかいて、
ゆっくりと酒をのむ気分は何ともいえない。
合鴨とネギを煮合せた鉢や、チラシとよぶ天ぷらなどで酒をのむわけだが、
旅の気分も手つだって、まったく、
「こたえられない……」
のである。
結構、本に関してはミーハーなので行ってみた訳であります(^^;。
で、とにかくボリュームの多さが名物で
コストパフォーマンスが優れているお店と言う。
相当の人気店のようで、開店から間もないのに早速行列ができている。
そんなに待たずに入れたら良かったものの、
ワタシの後の人などは、少し待たされていました。
中に入って、
品書きを見たところ「小」「中」「普通」「大」の四サイズがある。
「普通」の下に「中」と「小」という区分がある辺り普通じゃない(笑)。
ここで「小」などを頼んでは、この店の持ち味を殺すことになるので
”ざる”の「普通(700円)」をお願いしました。
”もり”をお願いしなかったのは、量が多かった場合
海苔があれば多少の変化があって食べ切れるかも・・・という弱気なリスクヘッジのためです(笑)。
で、来たのがこれ。
山盛りですがな・・・(^^;。
もう、どこから手をつけて良いのか分からないほど
みっちりと蕎麦が密度をなしています(笑)。
蕎麦は長さ、太さが不揃いでしっかり「手打ち」でした。
蕎麦は、それほど上品にまとまっておらず雑味がありますが、
これくらいの方がワタシは好きでした。
つゆの味は比較的薄め。
関東の濃いつゆに慣れてると薄く感じるかもです。
そして・・・
やはり量がすごい。
パッと見、食べられるかな・・・と思いましたが
いや食べ切ることは食べ切ったのですが、
相当な犠牲を払いました(笑=その後、走れなかった)。
後半は結構「食べきる!」と言う義務感で動いてましたよ(笑)。
これで700円はすごい!
店の人に聞いたところ。
最初に「中」を頼んで、足りなかったら「普通」の量に増量も出来るとのこと。
その時の料金は、最初から「普通」を頼んだ時と同じだそうです。
なんと良心的!
ワタシのように最初から危険な賭けに出ることなく
リスクをヘッジしながら(笑)注文できるようです。
毎回チェックする蕎麦湯。
濃さが店によって違うので面白いのですが
濃くもなく薄くもなく。コメント難しい(笑)。
でも、つゆも関東に比べれば薄めなので、相性は良かったかと。
お客のほとんどが”もり”か”ざる”の「普通」を注文しており、
その他の人が名前に惹かれたのか”真田そば”を頼んでいました。
”真田そば”は味噌をとかした蕎麦つゆのようでした(横目で見ただけ)。
ご馳走様でした!
今度は、くるみだれを使った蕎麦が有名な『草笛』にも行ってみたい(同じく上田市)。
午後も一仕事して、今度は長野で蕎麦。
『戸隠』というお店で、月見そばを頂きました。
こちらもご馳走様でした。
なんか、久しぶりに出張に来ると
少し開放的な気分になります(笑)。
帰りの新幹線では、同乗の後輩に昇格試験の指導(笑=偉そう)。
さっさと受かって俺と一緒に無料の残業しようぜ!
と言ったら、嫌な顔してました(笑)。
後輩が落ちたら、ワタシのせいだ(^^;。