KING OF 銭湯

ワタシは銭湯めぐりを軽い趣味としておりまして・・・
たまに銭湯に入ったりしております。
それで、都内に「KING OF 銭湯」と呼ばれる銭湯があるのは知ってたのですが
今まで行ったことがなかったので行ってみました。


『大黒湯』さんです。

本願寺何派のお寺ですか?」
と聞きたくなるような、見事な唐破風の造り。
この堂々たる造りが「KING」の称号の由来でありましょう。


個人的には、ここまで堂々たる構えなら
入り口も本来の真ん中にあって欲しいところ。
現在の使い勝手としては
右か左に寄った方が使いやすいのでしょうけど、
(休憩室を広く取るために寄せたものと思われる)
情緒としては真ん中の方がいい。


入り口にかかる「わ」の板は駄洒落。

「板」に「わ」の文字で
「(湯が)わいた」。
営業中であることを示しています。
閉まっている時は「ぬ」の文字が。
「(湯を)ぬいた」という江戸的な駄洒落になっています。


450円(東京都の規定価格)を払って、中へ。
脱衣所の格子天井は見事。

一枚一枚に絵が描いてあるものは、珍しいです。


中は比較的普通な銭湯で、
ちゃんと富士山のペンキ絵も描かれています(男湯側)。
半露天のお風呂もあり、子供達が遊んでいました。


空襲があって古いものがあまり残っていない関東では
KINGなのかもしれません。
しかし、京都の船岡温泉などの外観、脱衣所と比べると
どうしても京都の方がKINGの風格です。
(船岡温泉は、浴室がめちゃモダンですが=笑)


【リンク】http://ks.lefthandle.net/blog/1513/%E8%88%B9%E5%B2%A1%E6%B8%A9%E6%B3%89%E3%81%A7%E3%81%B2%E3%81%A8%E3%81%A3%E9%A2%A8%E5%91%82%EF%BC%81/


この大黒湯さんに限らず、どこの銭湯でもそうですが、
ふらり立ち寄っても200円程度でタオルと石鹸など
一式が付いた「立ち寄り湯セット」みたいなものを売ってます。
手ぶらでも行けるのが良いです。
最近は、どこも銭湯は経営難ですので
こういう努力をしているのでしょう。


いいお湯でした!